TP-Linkから新しく発売されたトライバンドのメッシュWi-Fi専用ルーターDeco X95の実機を使い、色々と検証してみた結果をお話ししていきます。
どうも!こんにちはツヨシ(@ 24shi_insta)です!
僕の事務所のネット環境はTP-Link Archer AX73+RE700X・RE705XでメッシュWi-Fi環境を構築しています!
さて、TP-Link Deco X95レビューの結論をまとめると以下の通りです。
- Wi-Fi6対応で通信速度が速い
- 最大通信速度は4,804Mbps
- トライバンド・2.5Gbpsポート搭載
- 同時に最大200台と接続可能
- 接続機器が多くても安定・高速通信
- ゲストネットワーク設定可能
- IPv6非対応
- 価格がお高い
- スペックを活かしきれない可能性がある
注意点はIPv6非対応、さらにハイスペックルーターのため価格が高いという点です。
しかし、簡単にメッシュWi-Fi環境を構築で切るのがDecoシリーズの最大の魅力。
そして、Wi-Fi6・トライバンド・2.5Gbpsポート搭載、最大接続対数は200台までと接続デバイスが多い人にもおすすめです。
ハイスペックで価格も高いので全ての人におすすめできるルーターではないものの、通信環境にこだわり家全体に快適なメッシュWi-Fiを構築したい人に向いているルーターです。
こちらの記事ではTP-Link Deco X95を実際に使ってみて感じた良い点・残念な点を詳しく解説します。
TP-Link Deco X95のスペック・外観・サイズ
TP-Link Deco X95のスペックを表にまとめると以下の通りです。
商品概要 | |
---|---|
製品名 | Deco X95 |
価格 | 1パック:28,955円 2パック:57,900円 ※Amazon調べ |
製品サイズ | 130 × 123 × 210.5 mm ※縦 × 横 × 高さ |
製品重量 | 約740g ※実測値です。 |
対応Wi-Fi規格 | 5GHz-1:Wi-Fi6 5GHz-2:Wi-Fi6 2.4Ghz:Wi-Fi6 |
最大通信速度 | 5GHz:4,804Mbps 5GHz:2,402Mbps 2.4Ghz:574Mbps |
Wi-Fi範囲 | 4〜6LDK |
最大接続台数 | 200台 |
アンテナ数 | 8本 5GHz-1:4ストリーム 5GHz-2:2ストリーム 2.4Ghz:2ストリーム |
バンド数 | トライバンド |
MU-MIMO | ◯ |
OFDMA | ◯ |
ビームフォーミング | ◯ |
IPv6 IPoE | × |
メッシュWi-Fi化 | ◯ |
プロセッサ | 1.7GHzクアッドコアCPU |
ポート数 | 2.5Gbpsビットポート× 1 ギガビットポート× 2 |
USBポート | × |
動作モード | ルーターモード ブリッジモード(アクセスポイントモード) |
付属品
Deco X95の付属品一覧は以下の通りです。
付属品一覧
- Deco X95ユニット×2
- RJ45 LANケーブル×1
- 電源アダプター×2
- かんたん設定ガイド
外観・デザイン
Deco X95の外観・デザインは動画を撮影していますのでそちらをご覧ください。
TP-Link Deco X95の詳細画像
そして、デザインの特徴をまとめると以下の通りです。
デザイン特徴のまとめ
- 白い筒状のシンプルなデザイン
- 家のインテリアに馴染む感じが良い
- 内蔵アンテナタイプ
- 背面に3つのLANポート
- 正面のスリッド部分にはLEDインジケータ
- 底面部分には電源用接続端子とリセットボタン
Decoシリーズはデザインが良いので、見える場所にも置けちゃうのが大きな魅力です。
機能・できること
Deco X95の主な機能・できることをまとめると以下の通り。
主な機能・できることのまとめ
- メッシュWi-Fiが簡単に構築可能
- 設定やサテライト(子機)ルーター追加もとても簡単!
- Wi-Fi6対応で通信速度MAX 4,804Mbps
- トライバンド(5Ghz帯×2、2.4Ghz帯×1)
- 3つの帯域が使えるので複数台接続に強い!
- 2.5Gbpsポート搭載
- 下り2GのNURO光や10G光回線を使ってる人には特に良い。
- 8ストリーム
- 5Ghz-1:4×4、5Ghz-2:2×2、2.4Ghz:2×2
- 最大200台接続可能
- 複数台接続に非常に強いルーターです。
- AIメッシュ搭載
- 自宅の設置環境・使用状況に合わせた快適なネットワークを自動構築
- ゲストネットワーク設定可能
- 来客用Wi-Fiの設定が可能!
Deco X95で実現できることをまとめると「簡単に爆速のメッシュWi-Fi環境が作れる!」
通信速度
実際にTP-Link Deco X95でどれほどの通信速度が出るのか?を計測してみました!
ここでは比較対象として、僕のArcher AX73を使ったOneMesh環境(RE700X・RE705Xの中継機が2台)と比較しています。
Deco X95 | Archer AX73 | |
---|---|---|
2階 仕事部屋 ※ルーター設置部屋 | 下り:505 Mbps 上り:649 Mbps | 下り:476 Mbps 上り:528 Mbps |
2階 洋室 | 下り:329 Mbps 上り:284 Mbps | 下り:240 Mbps 上り:218 Mbps |
1階 リビング | 下り:274 Mbps 上り:225 Mbps | 下り:245 Mbps 上り:191 Mbps |
正直、Archer AX73のOneMesh環境と変わらないかな?と思っていたのですが、予想に反してDeco X95の方が家のどこで計測しても通信速度が速かったです。
ちなみに、NURO光のレンタルONUは1Gbpsポートしか備わっていないので、2.5Gbpsポートを使えばさらに爆速化できる余力を持っています。
リンク速度も計測してみた!
通信速度で、Deco X95の方が優れている結果が出ていましたが、リンク速度も計測してみました!
Deco X95 | Archer AX73 | |
---|---|---|
2階 仕事部屋 ※ルーター設置部屋 | 726 Mbps | 593 Mbps |
2階 洋室 | 283 Mbps | 596 Mbps |
1階 リビング | 682 Mbps | 472 Mbps |
Archer AX73
リンク速度では、2階の洋室だけArcher AX73のOneMesh環境が優れている結果が出ました!
これはArcher AX73のOneMeshは親機ルーターが1台、中継機が2台で、2階の洋室にRE705Xの中継機を設置しているからの結果です。
しかし、Deco X95はMAXのリンク速度も速いし、2台で僕の家全体のメッシュWi-Fi環境を構築できている点はすごいと感じました!
なので、ポテンシャルは間違いなく高いルーターです!
サイズ感
Deco X95のサイズは、上部の横幅130mm、下部の横幅が110m、奥行き123mm、高さ210mmです。
以上がDeco X95の商品概要でした!
TP-Link Deco X95のレビュー
次にTP-Link Deco X95を実際に使ってみた感想です。良い点・残念な点は以下の通りです。
- Wi-Fi6対応
- 2.5Gbpsポート搭載
- 最大通信速度は4,804Mbps
- トライバンド搭載
- 同時に最大200台と接続可能
- 接続機器が多くても安定・高速通信
- ゲストネットワーク設定可能
簡単に爆速メッシュWi-Fi環境が構築可能!
Deco X95の最大の魅力は、簡単に爆速メッシュWi-Fi環境が構築可能な点です。
実際にDeco X95を2機を紐付けしてみましたが、アプリの案内に沿って設定するだけなのでとても簡単です。
設定を行う手順・流れ
- メインのDeco X95の設定を行う
- 2台目以降のDeco X95の追加設定を行う
- また、他のDecoシリーズも利用可能
また、Deco X95とDeco X60などの他のDecoシリーズと組み合わせて使うことができます。
なので、親機1台をX95にして、サテライト(子機)ルーターをX60、X20にすることも可能です。
こきを下位グレードのルーターにすればトータルの費用を抑えることができます!
DecoメッシュWi-FiとOneMeshの違いは?
TP-Linkには2つのメッシュWi-Fiシステムがあります。それはDecoメッシュWi-FiとOneMeshです。
違いをまとめると以下の通りです。
- メッシュWi-Fi専用ルーター
- VPNなど高度な設定は併用不可
- IPv6非対応
- 最大9台のサテライトルーター設置可能
- ブリッジモードでもメッシュWi-Fi利用可能
上記の通り、DecoメッシュWi-FiとOneMeshの両方にはメリット・デメリットがあります。
家の中全体をメッシュWi-Fiで快適にしたい!接続台数が多い人はDecoメッシュWi-Fiがおすすめで、VPNやIPv6対応のネットワーク環境を構築したい人はOneMeshがおすすめです!
8ストリームのトライバンド搭載で接続機器が多い人には最高!
Deco X95は5Ghzが2つ、2.4Ghzが1つのトライバンドのルーターです。
Deco X95のトライバンド
- 5GHz-1:4,804Mbps
- 5GHz-2:2,402Mbps
- 2.4Ghz:574Mbps
一般的なルーターは5Ghzと2.4Ghzが一つずつのデュアルバンドがほとんどです。
トライバンドの最大の魅力は、多くのデバイスをネット接続しても安定かつ高速通信が可能な点です。
Deco X95の最大接続台数は200台!そのため、以下のような人には特におすすめです!
トライバンドがおすすめな人
- IoT家電(ネットに繋がる家電)を多く持ってる人
- スマートホーム化をしている人
- 家族が多い人かつ全員スマホ・PCを持ってる人
これからIoT家電は増える傾向にあるので、ルーターを選ぶ上で接続台数はとても大事な指標です。
僕自身もスマートホーム化を進めている一人なので、Deco X95の接続台数の多さは魅力です!
IPv6非対応なのが残念!
ここからが残念な点です。Deco X95はIPv6に非対応です。
事実、TP-LinkのIPv6対応ルーターリストを見てみると以下の通りです。
上記の通り、Deco X95はIPv6の動作確認済みWi-Fiルーターに記載がありません。
IPv6の接続設定はアプリ上でできるのですが、IPv6接続をONにしても接続されることはありませんでした。
なので、Deco X95は現時点ではIPv6が使えないので、18−22時までのみんながネットを使う時間帯で、速度低下を感じる場合があるかもしれません!
価格が高い。ArcherシリーズもOneMeshに対応している!
Deco X95は、スペックが高いルーターで、それに伴い価格も高いのがネック。
ネットとYouTubeなどの動画が快適に見れれば良い!という一般家庭にこれほどのスペックがいるのか?と思ってしまいます。
一般家庭であればArcherシリーズのルーターを使ったOneMeshの方がコスパが良くなる場合があります。
具体的に僕の家で導入しているArcher AX73・RE700X・RE705XのOneMesh環境のトータル金額と比較してみると以下の通りです。
DecoメッシュWi-Fi環境 | OneMesh環境 |
---|---|
Deco X95 2パック 52,110円 | Archer AX73 15,500円 |
RE705X 9,180円 | |
RE700X 9,800円 | |
合計:52,110円 | 合計:34,480円 |
Deco X95と僕の家のArcher AX73を使ったOneMesh環境の場合、トータル金額が安いのはOneMesh環境です。
なので、価格を抑えて自宅をメッシュWi-Fi環境にしたいならArcherシリーズのルーターのOneMeshも検討するのがおすすめです!
TP-Link Deco X95がおすすめな人の特徴
以上のことからDeco X95がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- 自宅にメッシュWi-Fiを導入したい人
- 通信速度にこだわっている人
- 接続台数が多い・家族が多い人
- NURO光・10G光回線を使ってる人
Deco X95の魅力は簡単にメッシュWi-Fiが組めることと最大接続台数と通信速度です。この点に魅力を感じている人にはおすすめです!
まとめ
今回はTP-Link Deco X95をレビューしました。
注意点はIPv6非対応とハイスペックルーターが故に価格が高いことです。
しかし、簡単にメッシュWi-Fi環境を構築できて、他のDecoシリーズルーターと組み合わせも自由、そして通信速度が速くて、複数台接続に強いのでこれからIoT家電が増えていくことを考えると非常におすすめなルーターであることは間違いありません。
なので、通信環境にこだわっている人、ネットに接続するデバイスが多い人・家族が多い人にはおすすめのルーターです。
ぜひ、TP-Link Deco X95の購入検討の参考になれば幸いです。
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