撮影機材が増えてくるとカメラの脱着をもっと楽にできないかな？と悩んでいる人も多いはず。僕も同じ悩みに直面しました。
Ulanzi クイックシュー＆リリースプレート（Ulanzi Falcam F38クイックリリースシステム）はそんな悩みを解決してくれるとても便利なアイテムなので、今回ご紹介していきます。
ツヨシどうも！こんにちはツヨシ（@ 24shi_insta）です！
Ulanzi クイックシューがとても気に入っていて、現在は自宅にある三脚・スタンド全てに装着しています！（合計4つ保有）
さて、Ulanzi クイックシューのレビューの結論からお話しします。
注意点は価格がそこそこすることとスライド式なので長期使用するとプレートが摩耗してしまう点です。
しかし、三脚・スタンドへのカメラの脱着がとても楽になるのが最大の魅力です。
特に僕のように自宅で商品撮影・物撮り、人物を入れた商品使用例の写真など様々な画角で、三脚を使ったり、俯瞰撮影スタンドを使ったりとカメラ1台を取り回して撮影している人には最高のアイテムです。
特に撮影することが多いインスタグラマー・ブロガー・YouTuberにはおすすめしたい商品です。
こちらの記事では、Ulanzi クイックシュー＆リリースプレートを実際に使ってみた感想、良い点・残念な点について詳しく解説していきます。
ポチップ1. Ulanzi クイックシューのスペック・外観・サイズ
まずはUlanzi クイックシューのスペック・外観、サイズ感についてです。スペックをまとめると以下の通りです。
| 商品概要 | |
|---|---|
| 製品名 | Ulanzi Falcam F38クイックリリースシステム |
| 価格 | 3,588円 ※Amazon調べ |
| 製品サイズ | 56 × 38 × 16mm ※W×D×H |
| 製品重量 | 約53.7g ※実測による数値 |
| 互換性 | アルカスイス対応 |
| クイックシューネジ径 | 3/8ネジ （1/4変換アダプタ付属） |
| ロック機能 | ◯ |
| 素材 | アルミ合金 |
| カラー | ブラック |
1-1. 付属品
Ulanzi クイックシューの付属品一覧は以下の通りです。
付属品一覧
- Ulanzi クイックシュー
- クイックリリースプレート
1-2. 外観・デザイン
Ulanzi クイックシューは八角形のデザイン。
サイドのボタンを押すことで、プレートとクイックシュー（土台部分）はスライドで脱着するシステムです。
プレートをカメラにつけておくことで、三脚などへ脱着がとても楽にできるようになります。
クイックシューを上面の2つのボルトはストッパーの役割。ボルト側からはスライドすることはできません。
裏面の中央に空いている穴は三脚などを取り付けるためのネジ穴。サイズは3/8ネジです。その上に1/4ネジ変換アダプターがついています。
側面にあるボタンはリリースプレートを装着する時に押すボタンです。押しながらプレートをスライドさせると固定することができます。
また、ボタンを引っ張りながら回すとロックすることも可能。ボタンを押して取り外すことができなくなる安全機能です。
反対側にも穴が開いていますが、特に操作するためのものではないです。
またもう一方のサイドには、溝が設けられており、これはアルカスイス規格に対応しており、アルカスイス互換の雲台などに取り付けれるようになっています。
プレートの上面には、滑り止めのゴム。裏面にはカメラと取り付けるための1/4ネジがついています。
僕はカメラにこのプレートをつけっぱなしにして使っています。
プレートは正方形なので、どの方向からでもスライドして取り付け固定することができます。
1-3. サイズ感
Ulanzi クイックシューのサイズは、横幅56mm、奥行き38mm、高さ16mmです。ちなみにプレートのサイズは、38mmの正方形。厚みは78mmです。
ポチップ2. Ulanzi クイックシューのレビュー
次にUlanzi クイックシュー＆リリースプレートを使ってみて感じた良い点・残念な点は以下の通りです。
2-1. カメラと三脚の脱着が楽になる
Ulanzi クイックシュー＆リリースプレートの最大の魅力はカメラの脱着が楽になるという点です。
三脚のクイックリリースシステムの問題点
三脚・スタンドの最大の問題点は、雲台のクイックリリースシステムがメーカーによって規格異なるという点です。
主な三脚メーカーの一例
- マンフロット
- SLIK
- ベルボン
つまり最初にマンフロットの三脚を買い、その後SLIKの三脚を買い足した場合、マンフロットのプレートをSLIKでも使いたいとこですが、規格が合わないのでクイックリリースシステムが使えないんです。これ、本当にどうにかして欲しい。
Ulanzi クイックシューなら様々なメーカー三脚で脱着が楽になる
そこでUlanzi クイックシュー＆リリースプレートなら、メーカーが違う三脚を持っていても簡単に脱着できるシステムを後付けできるというわけです。
実際に僕は以下の撮影機材を使っています。
僕の愛用三脚・撮影スタンド
- 三脚：K&F Concept
- 俯瞰撮影スタンド：SLIKスタンドとSLIK自由雲台
通常であれば、プレートをいちいち付け替えないといけないのですが、Ulanzi クイックシュー＆リリースプレートがあれば、そういった面倒な取り扱いは不要になります。
メーカーを超えてクイックリリースシステムを後付けできるわけです。
ツヨシなので、撮影機材が多くなればなるほどUlanzi クイックシューはあると便利です！
2-2. クイックシュー・プレート両方がアルカスイス互換
先ほどメーカーごとにクイックリリースプレートの規格が違う！とお話ししましたが、唯一高い互換性を持つのがアルカスイスの雲台とプレートです。
アルカスイスとは、スイスのヴォレラウにある業務用カメラ機材メーカー。三脚への着脱が容易であることや、対応するプレートなどのアクセサリが多いため、多くのメーカーがこの規格を採用している。
Wikipediaより
なので、三脚メーカーによっては独自のクイックリリース規格を採用せず、アルカスイスを採用しているメーカーもあります。
事実、僕が使っている三脚K&F Conceptの雲台はアルカスイス互換です。
つまり、Ulanzi クイックシューもリリースプレートも両方ともアルカスイス互換になっているので、互換性も高くなっている点はメリットです。
ツヨシシュー（土台）もプレートも両方アルカスイス互換なのが大きいです！
2-3. ロック機能もついている
Ulanzi クイックシューには、ロック機能もついているので安全性についても問題ないです。
ボタンを引っ張って回すことでロックできます。
ロック機能は俯瞰撮影のポジションにセッティングしている時に役立つかなと感じました。
安全性が高まるロック機能がついているのはメリットです。
ツヨシただ、ロックせずともUlanzi クイックシューのはグラつきはないので僕はロック機能は使っていないです！
2-4. そこそこ価格が高い
ここからが残念な点です。まず価格が1個3,588円とそこそこ高く、複数個購入すると結構な金額になるという点です。
Ulanzi クイックシューは、複数の三脚への脱着を快適にするためのアイテムなので、複数個購入するケースが多いです。
事実、僕は三脚・撮影用スタンドが4つあるので、Ulanzi クイックシューも4つ（14,352円）購入しました。
なので、Ulanzi クイックシューは複数個購入すると結構な金額になる点はデメリットです。
ツヨシ多少安く購入できるセット販売などがあれば良いなと思いました！
2-5. スライド式は長期使用すると滑りが悪くなる
もう一つのデメリットは、スライド式は長期使用すると、クイックシューとリリースプレートの滑りが多少悪くなるという点です。
実際に僕はUlanzi クイックシューを1年以上使っているのですが、プレートの裏が摩耗し、多少滑りが悪くなったかなと感じています。
ただ、正直めちゃくちゃストレスを感じるレベルではないのですが。
類似品で押し込みタイプもある
なぜ、スライド式の摩耗をデメリットにしたかというと類似品で押し込みタイプのクイックシューとリリースプレートもあるからです。
具体的には以下の2つです。
| Ulanzi | PGYTECH | |
|---|---|---|
  |   | |
| 販売価格 | 3,380円 | 5,205円 |
| アルカスイス互換 | クイックシュー | クイックシュー プレート |
そういったスライド式のプレートの摩耗が気になるという人は、押し込みタイプも売っているのでそちらの選択肢が良いです。
個人的には、俯瞰撮影などがある場合、スライド式の方が良いですが三脚への取り付けだけを考えた場合、押し込み式の方が良いかなとも思います。
ツヨシ僕もPYGTECHの押し込み式のクイックリリースシステムに変えたいのですが、価格が少々高いのがネックです。
ポチップ
ポチップ
ポチップ3. Ulanzi クイックシューがおすすめな人の特徴
以上のことからUlanzi クイックシュー＆リリースプレートがおすすめな人の特徴は以下の通りです。
自宅で写真・動画を撮影することが多い、ブロガー・インスタグラマー・YouTuberの人は普段の仕事効率をアップしてくれる良い商品だなと感じています。
ツヨシただ、三脚や撮影スタンドを1つのメーカーで統一している人には関係ない商品です。
まとめ
今回はUlanzi クイックシュー＆リリースプレートレビューをお話ししました。
注意点は、価格がそこそこ高く複数個買うと結構な金額になってしまう点がデメリットです。
しかし、三脚での撮影、手持ち撮影、俯瞰撮影などカメラ位置・画角を頻繁に変えた撮影をする人には最高のアイテムです。
僕は撮影機材を1つのメーカーで統一していないし、三脚・スタンドからカメラの脱着を1日何回もするのでUlanzi クイックシュー＆リリースプレートなしで、仕事するのは考えられないくらいです。
ぜひ、カメラの取り回しをもっと簡単にしたい！と考えている人は参考にしてみてください。
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