一眼カメラを使っているなら導入したいクイックリリースシステム。その中でもスライドするだけでカメラの脱着ができるUlanzi Falcam F38。
そんなUlanzi Falcam F38が新しくなった改良モデルが発売されていたのですが、メーカーさんから提供してもらったので実際に見た感想をお話ししていきます。
新しくなったUlanzi Falcam F38クイックリリースシステムレビューの要点をまとめると以下の通り。
- スライド式でカメラが脱着できるのは相変わらず神過ぎる!
- ロック機構がボタン式に変わり操作性が良くなった!
- カメラ側のプレートも六角固定に対応した!
- Ulanzi独自規格のクイックリリースシステム
- 前モデルよりも価格が高くなった
前モデルよりも価格が高くなったのは正直残念。クイックリリースプレートは複数購入する人が多いと思うので価格の高騰はでかい。
しかし、Ulanzi独自のスライドでの脱着はアルカスイスの杭ックリリースシステムよりも圧倒的に楽なのでこれに慣れてしまうと他は使えないと感じている。クイックリリースベースのロック機構がボタン式に変わり、カメラ側につけるプレートも細かな改良が加えられており、地味な進化だけどより使いやすくなった印象を受けた。
こちらの記事では、Ulanzi Falcam F38 クイックリリースベース(3364)を実際に使ってみたわかったメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
Ulanzi Falcam F38 クイックリリースベースの商品詳細・スペック一覧
Ulanzi Falcam F38クイックリリースベースのスペックや販売価格をまとめると以下の通り。
商品概要 | |
---|---|
製品名 | Ulanzi Falcam F38 クイックリリースベース(3364) |
価格 | セット:5,280円 ベース:3,872円 プレート:2,533円 ※Amazon調べ |
製品サイズ | 53 × 38 × 13mm ※W×D×H |
製品重量 | 約36g ※実測による数値 |
材質 | アルミニウム |
カラー | ブラック |
ロック機構 | ボタン式 |
固定方法 | 1/4・3/8ネジ・アルカスイス |
アルカスイス互換 | ベース・プレート共にアルカスイスにも取付可能 |
Ulanzi Falcam F38 クイックリリースベースのレビュー
Ulanzi Falcam F38 クイックリリースベース(3364)を実際に使ってみた感想、メリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
- スライドでカメラ脱着できる!
- アルカスイス対応の雲台に取付可能!
- 裏面には3/8・1/4ネジが5つもある!
- 取り外しボタンが大きく押しやすい!
- ロックもスライド式になった!
- カメラ側のプレートは六角対応になった!
- プレートのネジ部分にベアリングが追加!
メリット
Ulanzi Falcam F38クイックリリースシステムの最大の魅力は、カメラ脱着のしやすさ。これは前モデルから健在ですが、より操作性が上がったと感じました。
前モデルとの詳しい違いは後述しますが、ロック機構がボタン式になった点はかなり大きいです。ボタン式になったことで、親指で押しやすくなりました。
クイックリリースベースは、アルカスイス対応、裏面には1/4・3/8ネジ固定対応なので様々な雲台に取り付けれる点は前モデル同様にとても良いです。
デメリット
僕はUlanzi Falcam F38クイックリリースシステムを全ての三脚・クランプに取り付けしていて5つくらい実費購入して愛用しているので大きなデメリットは感じていないのですが、強いて言うならUlanzi独自規格であることと価格が前モデルよりも高くなったことでしょう。
クイックリリースシステムは、僕みたいに複数個購入する人が多いと思うので、小さな価格UPであってもかなり大きいなと感じます。
Falcam F38クイックリリース新旧モデルの比較
Ulanzi Falcam F38クイックリリースシステムの新旧モデルの違いを表にすると以下の通りです。
前モデル(2268) | 新モデル(3404) | |
---|---|---|
販売価格 | 3,104円 | 5,280円 |
プレート | 中央ネジの可動域が広い | 中央ネジの可動域が狭い |
ロックボタン | 細いネジ型ボタン | 四角いボタン |
ロック方式 | 引っ張って回す | スライド |
裏面のネジ数 | 1つ | 5つ |
ベースの固定方法 | ネジ・アルカスイス | ネジ・アルカスイス |
一番大きな違いはロックボタンの変更。前モデルは細いネジ型のボタンだったのに対し、新型は四角いボタン。さらに以前はロックをかけるのに引っ張って回す方式だったのに対し、新型はスライドするだけでロックできる仕様。この進化が一番使い勝手に影響を与えると感じています。
四角いボタン式になったことにより、親指で押しやすい。カメラ脱着がより簡単になり、ロックする際もスライドするだけ。地味だけどとても良いです。
ベース固定方法の変更はないのですが、裏面のネジ穴の数が変更されており、5つに増えています。僕個人的にはあまりメリットを感じていない部分ではありますが、ネジ固定の幅も広がったのは間違いないです。
更にカメラ側につけるプレート部分にも変更が加わっており、前モデルと比較すると中央の可動域が狭くなりました。またネジの固定方法はコインに加えて六角レンチも追加されてより固く締め上げれるようになった感じがします。あと細かい点ですが、ワッシャーが追加されている点も良いです。
Ulanzi Falcam F38の新旧モデルの違いはそんなところですが、地味な進化ですが使い勝手は間違いなく向上しています。
Ulanzi Falcam F38 クイックリリースベースがおすすめな人の特徴
以上のことからFalcam F38クイックリリースがおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- より簡単にカメラ脱着がしたい人
- 写真・動画撮影の仕事をしている人
- ブログ・SNS・YouTubeを副業として取り組んでいる人
Ulanzi Falcam F38の新旧モデルを比較すると使い勝手は大きく変わっていない、だけど価格が2,000円も高くなっているのでよほどこだわりがなければ旧モデルで十分かなと思います。より使いやすさを重視、ベース裏面のビス穴の数を重視する人は新モデルを選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は新しくなったUlanzi Falcam F38クイックリリースのご紹介でした。
一眼レフを仕事で使っている人、ブログ・YouTube・SNSで写真や動画を撮影することが多い人には是非Ulanziのクイックリリースシステムはお勧めしたいです。事実僕は5つほど実費購入して愛用しているほとお気に入りで、これなしではカメラ脱着の手際の良さもかなり変わると感じています。
ただ正直、新旧モデルで大きな使用感の違いはないので価格を重視するなら旧モデル、より使いやすさを追求するなら新モデルを購入するのがお勧めです。
ぜひ、Ulanzi Falcam F38クイックリリースシステム購入で迷われている方は参考にしてみてください。