Lightroomの現像もっと快適に作業できないの?使いやすい左手デバイスが欲しい…と悩んでいる人におすすめなのがTourBox Elite。今回はそんなTour Box Eliteをご紹介します。
どうも!こんにちはツヨシ(@ 24shi_insta)です!
TourBox Eliteを使い始めて約1ヶ月。これは最強左手デバイスだと確信しました!
さて、まず初めにTourBox Eliteレビューの結論をまとめると以下の通りです。
- 優秀すぎるソフトウェア!
- 操作しやすいボディデザイン!
- Adobeソフトの操作性UP!Lightroomが特に良い!
- Touch ID代わりになる!
- 感触フィードバックが気持ちいい!
- 質感・デザインがカッコ良い!
- 重量があり動かない安定感!
- Bluetoothと有線接続が可能!
- 使いこなすのに慣れとアイデアが必要
- 価格が高い!
TourBox Eliteを使ってみて感じた感想は、奇抜なデザインのハード面ももちろんいいんだけど、ソフトウェアが神がかって優秀ということです。
TourBox Eliteが左手デバイスとして優秀なのは、間違いなくソフトウェアにあると感じました。
ただし、ソフトウェアが優秀が故に使いこなすためには慣れとアイデアが必要という点がネック。なので、自分で使い方を創意工夫できない人が購入しても宝の持ち腐れになる可能性を秘めているガジェットです。
という僕も1ヶ月使っていますがまだまだ使いこなせている実感はありませんが…w
こちらの記事ではTourBox Eliteを実際に使ってみて感じた感想、良い点・残念な点について詳しく解説していきます。
TourBox Eliteのスペック・外観・サイズ
まずTourBox Eliteのスペック・外観サイズ感についてです。スペック表は以下の通りです。
商品概要 | |
---|---|
製品名 | Tour Box Elite |
価格 | 36,580円 ※Amazon調べ |
製品サイズ | 115 × 100 × 30mm ※W×D×H |
製品重量 | 約426g ※実測による数値 |
接続方式 | Bluetooth / USB接続 |
バッテリー | 電池式 ※単三電池2本 |
カラー | ブラック/アイボリーホワイト/オパークスモーク |
付属品
TourBox Eliteの付属品は以下の通りです。
付属品一覧
- TourBox Elite本体
- 安全指示事項
- クイックスタートガイド
- 単三電池×2本
外観・デザイン
TourBox Eliteはどこか懐かしいゲームのコントローラーのようなデザイン。
僕が選んだのはマットな質感のブラック。
正面、右側サイドには特に操作系統は特になし。
左側にボタンが一つ。
背面にはPCと有線接続するためのUSB端子。
裏面には、電源スイッチ・Bluetoothボタン・滑り止めのゴム。
そして、コントローラーのボタンを全て見ていくと以下の通り。
メインのダイヤル。
平らなダイヤルが一つ。
縦回転のダイヤルが一つ。
親指で押しやすいロングとショートボタン。
十字キー。
小さな丸ボタンが2つ。
人差し指で押すボタン。
サイドボタン。
ボタンは全11個の構成です。
サイズ感
TourBox Eliteのサイズは、横幅115mm、奥行き100mm、高さ30mm。
大きさはコンパクトですが、重量はずっしり436g。
この重さのおかげで作業中にずれることもないのが良いです。
TourBox Eliteの使い方
次にTourBox Eliteの使い方について簡単に解説します。詳しい操作方法については今後、専用の記事を執筆しようと考えています。
ペアリング方法は以下の通りです。
- 裏面にあるBluetoothボタンを長押し
- インジケーター点滅がペアリングモード
- TourBox Eliteコンソールでペアリング
ここで言うプリセットとは、コントローラーのコマンドをショートカットなどのアクションを割り当てるのことです。
プリセット名の右側のアイコンを選択します。
ここにLightroomが表示されていれば、そのまま選択すれば完了。
Lightroomの選択肢がない場合、Lightroomアプリを起動するとアプリケーションリストに表示されます。
ここでボタンにアクションを割り当てていきます。
アクションの割り当て方法は、以下の3つです。
設定内容 | |
---|---|
基本設定 | TourBoxコンソールにデフォルトで用意されているアクションの設定 |
マクロ設定 | マクロ設定とは、自分自身でアクションを作成する設定。 |
TourMenu | 独自メニューを作ることができる設定 |
プリセットのカスタマイズが完了すればあとは使い倒して慣れるだけです。
TourBox Eliteを使う上でおすすめのその他の設定についても簡単にご紹介。具体的には以下の設定です。
設定内容 | |
---|---|
プリセット オートスウィッチ | プリセットを自動で切り替えてくれる機能。ON推奨。 |
感触フィードバック | ダイヤルを回した時にカリカリというメモリ毎に微振動が起きる設定。ON推奨。 |
プリセット 切り替え提示 | プリセットが切り替わったことの通知機能。OFF推奨。 |
正直、TourBox Eliteの使い方を解説するためには記事中だけでは足りないので今後より細かく解説した記事を執筆する予定です!
TourBox Eliteのレビュー
次にTourBox Eliteを実際に使ってみて良かった点・残念だった点は具体的には以下の通りです。
ここでは僕が特にメリット・デメリットに感じた点を抜粋して詳しく解説します!
優秀すぎるソフトウェア!
まずTourBox Eliteは変わった見た目のコントローラーの見た目・デザインに注目が集まりがちですが、優秀なのはソフトウェアです。
難しいマクロ設定をなるべく簡単に設定できるように作られているアプリケーションがTourBoxコンソール。
そして、TourBox Eliteをより使いこなすためには「マクロ設定」をマスターする必要があります。
具体的にマクロ設定でできることを抜粋すると以下の通り。
設定内容 | |
---|---|
ショートカット | ショートカット実行を設定 |
遅延 | 1秒〜タイムラグを設定 |
カーソルの動き | 座標でマウスの動きを自動化 |
テキスト | テキストを入力する設定 |
開く | ファイル・フォルダ・ウェブサイトを開く設定 |
正直、簡単と言ってもPC初心者がいきなり操作できるようなUIではないですが、間違いなく他のアプリケーションと比較すると使いやすい。
そして、このマクロ設定をコントローラーに割り当てることができるのでTourBox Eliteは神左デバイスになるんです!
TourBoxコンソールは、ロジクールのLogiOption+の上位互換のようなアプリだと思っています!
操作しやすいボディデザイン!
TourBox Eliteは、変わった見た目のボディデザインなのですがこれが非常に使いやすい。
まずボディは以下のように手を配置し、操作するのが個人的にはおすすめです。
中央のダイヤルを中心に使う指は基本3本(親指・人差し指・中指)。
中央のダイヤルを人差し指と親指でつまむ。
ロング・ショートボタン、十字キーは親指で押す。
中指でサイドボタンを押す。
このように持ちやすい上に、指の動きが考えられたデザインになっているんです。
TourBox Eliteは見た目はちょっと奇抜なデザインですが、このデザインには意味(機能性)がしっかりと落とし込まれているから使いやすいんです!
Adobeソフトの操作性が格段UP!
LightroomとPhotoshopで主に左手デバイスを愛用していますが、Adobeソフトの操作性が格段にアップします。
具体的にここではLightroomの現像(基本補正)をマウス・TourBox Eliteで行った場合の違いについて解説します。
マウスの場合
マウスで露光量を調整を場合、右側の小さなカーソルをクリックし、左右に動かして調整します。
このデメリットは、マウスで細かい作業が求めれるので微調整は特にストレスがかかります。
マウスのカーソル速度を速くしていれば尚更です。
次にハイライト・シャドウも同じくマウスで小さなカーソルをクリックし、左右に動かしていきます。
TourBox Eliteの場合
それに対しTourBox Eliteで露光量を調整する場合、ダイヤルを回してカーソルを左右に動かして調整することができるので微調整がとても楽です。
さらに、ハイライト・シャドウもマウスを使う必要がなく、ボタンで瞬時に切り替えてダイヤルで調整します。
このようにLightroomを使う場合、TourBox Eliteはびびるほど便利です!
ただ、一点マウスでの調整の方が優れている点は、カーソルを左右に大きく振ることができる点。
TourBox Eliteは微調整には強いですが、大幅な調整を瞬時にやるのには少し弱いです。
ちなみにダイヤルのスピード調整機能はあるのですが設定を一番速くしてもマウスには敵わないです。ただ、それ以外はTourBox Eliteの方が圧倒的にメリットが大きいです。
このようにTourBox EliteはAdobe系ソフトの作業効率をアップしてくれる左手デバイスです!
Touch ID代わりになる!
さらにAdobeソフト以外に便利だと思ったのがTourBox Eliteは、Touch IDとしても使うことができます。
僕がTouch IDを重宝する理由、それは1Passwordのマスターパスワードを毎回入力しなくて良くなるから。マスターパスワードはセキュリティ面も考えて複雑に設定しているから毎回入力するのが面倒なんです。
しかし、TourBox Eliteを使えば1Passwordにボタンのワンプッシュでログインすることができ、ほぼTouch ID代わりとして使うことができるようになります!
そして、僕がメリットに感じている点は以下の通り。
Touch ID代わりになるメリット
- WordPressへのログインが楽!
- Google・SNSなどへのログインが楽!
- ASPなどその他よく使うサイトへのログインも楽!
その他にも、MacBookから管理者パスワードの入力を求められた場合もワンプッシュで解除できるようにもできます。
このようにTourBox Eliteは、TouchID代わりになってくれる点も大きなメリットです。
僕はずっとTouch IDを欲しいと思っていましたが、TourBox Eliteのおかげで今はいらないです!
感触フィードバックが気持ちいい!
ここは細かい点ですが、TourBox Eliteのダイヤルを回した時、カリカリとメモリ毎に微振動を感じる感触フィードバックと言う機能があります。
このダイヤルを回している感覚が気持ちいいし、微調整の正確性アップにつながると感じています。
小さいことですが、この感触フィードバックの操作感もとても良いです!
使いこなすのに慣れとアイデアが必要
ここからが残念な点。まずTourBox Eliteは使いこなすのに慣れとアイデアが必要です。
そう思う理由は以下の通りです。
使いこなすのに時間がかかる理由
- 独自プリセットを設定してもボタン配置を覚えるのに時間がかかる
- マクロ設定はできることの幅が広い反面、活用するにはアイデアが必要
- 上記の設定がアプリ毎にできるので、使っているアプリが多ければそれだけ大変
TourBoxコンソールで自分に合った設定を作るのにも時間がかかるし、設定が終わってもボタン配置を覚えるのにも時間がかかる。
なので、使いこなすためには慣れとアイデアが必要なので、買えば幸せに慣れるデバイスではないです。
使いこなす工夫とアイデアが必要になるので、自分で考えて使わないと宝の持ち腐れになる可能性も秘めたデバイスです。
僕も1ヶ月使い込んでいますが、正直まだまだ機能の10%も使いこなせていないですw
価格が高い
TourBox Eliteは、便利な左手デバイスには間違い無いです。しかし、価格が36,580円と高額な点もネック。
決して安い金額では無いので、導入ハードルが高いのは間違いないし、TourBox Eliteを購入して使いこなせるんだろうか?という悩みもプラスされます。
なので、この2点により購入のハードルはより高くなると感じました。
ただ、一つ言えることはTourBoxコンソールのUIはめちゃ使いやすいです。
そして、マクロ設定を使いこなしたら最強左手デバイスになるので3.6万も納得の価格になります。
TourBox EliteとNeo(旧モデル)の違いについて
TourBox EliteとNeo(旧モデル)の違いをまとめると以下の通りです。
Elite | Neo | |
---|---|---|
カラー | ブラック/ホワイト/オパークスモーク | ブラック |
接続方式 | 有線・Bluetooth ※2台までのマルチポイント対応 | 有線 |
感触フィードバック | ◯ | × |
ボタン部品等の進化 | ◯ | × |
UV抗菌・対指紋 | ◯ | ◯ |
TourMenu | ◯ | ◯ |
マクロ機能 | ◯ | ◯ |
ダイヤル速度調整 | ◯ | ◯ |
Eliteはこちら | Neoはこちら |
ちなみにTourBox Eliteからアプリケーションも進化しているのですが、Neoも同等の機能を使うことができるのでソフト面での違いはほぼ無いです。
TourBox EliteとNeoの最大の違いは「接続方式と感触フィードバック」
TourBox EliteとNeoで価格が約1万円も変わるので、選択に悩むと思います。
正直「有線でも良い」ならNeoでも良いのですが、感触フィードバックがないです。
個人的はこの感触フィードバックは大きな魅力だと感じているので、Neoにこの機能がないのはとても残念。
ただ、大きな違いは接続方式と感触フィードバックなので選び方は以下の通り。
- 有線接続かつ価格重視ならTourBox Neo
- Bluetoothかつ感触フィードバックが欲しいならTourBox Elite
どちらにせよ、神アプリケーションであるTourBoxコンソールは両者のモデルで使えるので接続方式と感触フィードバックは好みです!
TourBox Eliteがおすすめな人の特徴
以上のことからTourBox Eliteがおすすめな人の特徴をまとめると以下の通りです。
Apple Magic TrackPadを購入して「左手デバイスなんていらねー!」と言っていた僕ですがTourBox Eliteは最強の左手デバイスだと感じています。
まとめ
今回はTourBox Eliteレビューをお話ししました。
注意点は使いこなすのに慣れとアイデアが必要、そして価格が高いという点。
しかし、TourBoxコンソールが鬼くそ便利でマクロ設定をマスターすることでTourBox Eliteはとても便利な左手デバイスになります。
僕はTourBox EliteをLightroom・Photoshopの効率化、TouchID代わり、特定のフォルダを開いたり、一括でFinderを閉じる、Finder全表示など今では仕事に欠かすことのできないデバイスになりました。
TourBox Eliteはの魅力はソフトウェアです。ソフト面が優秀だからこそこのコントローラーの使い勝手が上がると感じました。
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