KEFからデスクにぴったりなスピーカーが発売された。それがKEF LSX Ⅱ LT。
KEF LSX Ⅱをさらに買いやすい値段になって新登場。
今回はご縁があって先行して使わせてもらっているのでこちらの記事でレビューしていこうと思う。
- デザインがカッコ良い!
- Uni-Qテクノロジーによる原音再生!
- コンパクトボディなのに音が良い!
- 最大24Bit/384kHzの高音質!
- 有線・無線と様々な接続方式に対応!
- アプリから直接音楽ストリーミングサービス再生ができる
- KEFの中ではリーズナブルだがそれでも約13万円
- アナログ入力非対応(特にオーディオインターフェースと接続したい人は注意)
- 左右スピーカーは有線接続する必要がある
KEF LSX Ⅱ LTを実際に使ってみて感想だが、僕はスピーカーの専門家ではないので詳しい表現はできないが、解像度・低音の迫力に優れているスピーカーだと感じた。
正直、僕が以前使っていたPolk Audio MXT15(パッシブスピーカー)と比較すると音の解像度については同じくらいかな?と思うが、低音はKEF LSX Ⅱ LTの方が強い。
そして、何よりKEF LSX Ⅱ LTの唯一無二のデザインは比較対象もなく、これだけでデスクに置きたいと思わせてくれる。
ただ、オーディオインターフェースを使う人にはデメリットがあるのも事実でこの点は記事後半に記述。
これまでデスクの定番アクティブスピーカーといえば、GENELECだったが今後はKEF LSX Ⅱ LTを選択する人がかなり増えるのではないか?と感じた。
この記事では、そのほかに感じたメリット・デメリットについて詳しく解説していく。
KEF LSX Ⅱ LTのスペック・外観・サイズ
商品概要 | |
---|---|
製品名 | KEF LSX Ⅱ LT |
価格 | 137,500円 ※Amazon調べ |
製品サイズ | 240 × 155 × 180 mm ※W×D×H(1スピーカー) |
製品重量 | 約6.8kg ※実測による数値(1スピーカー) |
音源解像度 | ネットワーク最大 384kHz/24bit 光入力最大 96kHz/24bit USB Type C 最大192kHz/24bit HDMI最大1.411Mbps PCM *音源の解像度により異なる |
ワイヤレス接続 | AirPlay 2 Google Chromecast Chromecast UPnP Compatible Bluetooth 5.0 |
入力端子 | HDMI ARC TOSLINK光入力 USB Type C RJ45 イーサネット(ネットワーク) USB Type C* (左右スピーカー間) |
出力端子 | RCAサブウーファー出力 |
付属品
付属品一覧
- スピーカー本体×2
- 電源ケーブル
- スピーカー間接続ケーブル(Type-C)
- リモコン
外観・デザイン
KEFの最大の特徴は、Uni-Qテクノロジー。
一般的なスピーカーはトゥイーターとミッドレンジが縦に並んで配置されているのに対し、KEFはミッドレンジの中心部にトゥイーターを配している。
この配置により音の歪みを抑えている構造になっているのだが、それ以上に見た目のシンプルさがとてもカッコ良い。
さらに僕が提供してもらったグラファイトグレーに関しては、スピーカー全体が黒系の同系色にまとめられているのがさらに良い。
ドライバーの下にはインジケータ。
底面には滑り止めゴムと3/4ネジ。
スピーカーR側には電源端子、スペック表に記載した入力端子類がある。
スピーカーL側にはType-C端子のみ。L側はR側と有線接続することで駆動する方式。
専用アプリでは接続方式の変更、音楽ストリーミングサービスを直接再生できる仕様。
また自動電源ON設定もあり、PCからの出力を検知すると自動的にスピーカーの電源をONにしてくれる流のだが、デスク用スピーカーとして使う際には嬉しい。
サイズ感
KEF LSX Ⅱ LTのサイズ感は、高さ240mm、幅155mm、奥行き180mm。
KEF LSX Ⅱ LTのレビュー
KEF LSX Ⅱ LTを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめると以下の通り。
- デザインがカッコ良い!
- Uni-Qテクノロジーによる原音再生!
- コンパクトボディなのに音が良い!
- 最大24Bit/384kHzの高音質!
- 有線・無線と様々な接続方式に対応!
- アプリから直接音楽ストリーミングサービス再生ができる
KEF LSX Ⅱ LTのメリット
KEF LSX Ⅱ LTの最大の魅力はデザイン性の高さ、アンプ内蔵アクティブスピーカーであること、それでいて音が良いことだ。
オーディオ愛好家からすると一般的にアクティブスピーカーよりもパッシブスピーカーの方が音が良いというのが定説だが、僕のようなオーディオ素人からすると十分すぎる最高に良い音だと感じる。
冒頭でもお話しした通り、以前使っていたPolk Audio MXT15との比較になるが、解像度に関しては同等のように感じたが低音の迫力はKEF LSX Ⅱ LTの方が優れているように感じる。
ただ、僕が愛用していたMXT15は、アンプ含めても約3.5万円で買えるスピーカーなので、約13万円のスピーカーと比較しても遜色ないことを考えるとコスパ最強と言っていいだろう。
しかし、デスク用スピーカーとして使う場合、やはりアンプが別途増えてしまうパッシブスピーカーよりもオールインワンで使えるKEF LSX Ⅱ LTの方が楽だし、デスクに向いているのは間違いない。
そして、唯一無二のKEFのデザイン性の高さ。これは誰もが感じることだと思うが、デスク上に置くとさらにカッコ良い。
所有欲を満たしてくれるプレミアムなデザイン、アンプが不要、配線も楽でデスクをすっきりさせるのも容易、それでいて最高の音質。
デスクでの音楽鑑賞はもちろんのこと、映画鑑賞からゲームの迫力・臨場感を1段階アップさせてくれるスピーカーだろう。
KEF LSX Ⅱ LTのデメリット
ただ、KEF LSX Ⅱ LTにも購入する上で注意点がある。それはアナログ入力非対応という点だ。
つまり、PCと有線接続したい場合、USB・光デジタル・HDMIの3択になる。この仕様がPCとLSX Ⅱ LTを有線接続したい人にとってはデメリットになるのだ。
理由は単純で、オーディオインターフェースによっては、光デジタル出力に対応していないものもある。具体的に僕が愛用しているMOTU M2は光デジタル出力がない。
無線接続の場合、Wi-Fi(AirPlay)やBluetoothで接続することは可能だが動画編集をする僕からすると無線接続はなし。
さらにMOTU M2のダイヤルを回すだけでスピーカーとヘッドホンを入れ替えれる利便性に慣れてしまうと出力管理は全てMOTU M2で行いたい。
LSX Ⅱは、アナログ入力に対応していたのでMOTU M2をすんなり接続できたのだが、LSX Ⅱ LTはアナログ入力非対応なのだ…
この点は、オーディオインターフェースと接続して使いたいと考えている人は注意すべき点だ。
KEF LSX Ⅱ LTとMOTU M2を接続する方法
しかし、このデメリットも解消する方法がある。実際に僕はKEF LSX Ⅱ LTをMOTU M2と接続して使っている。
結論を言うと、アナログ→デジタル変換アダプターを使えば、MOTU M2からKEF LSX Ⅱ LTに出力できる。
具体的には以下の流れだ。
RCAケーブルで出力する。
RCAケーブルを光デジタルに変換する。
光デジタルケーブルで接続する。
アナログ→デジタル変換アダプターを購入すれば、KEF LSX Ⅱ LTと光デジタル出力に対応していないMOTU M2のようなオーディオインターフェースと接続することができるし、音量の調整も全てMOTU M2からできる。
またアナログ→デジタル変換アダプターは、商品の質は不明だが僕は2500円ほどで購入したのでそれほどお金がかかることもない。
なので、MOTU M2・その他光デジタル出力に対応していないオーディオインターフェースを使っている人はこう言う対処法もあることを知っておくのがおすすめだ。
まとめ
今回はKEF LSX Ⅱ LTをレビューしました。
僕はこれまでPolk Audio MXT15を愛用してきて、特に不満はなかった…と言うか音質には満足していたのだが、縁あってKEF LSX Ⅱ LTを提供してもらったので今後はこちらを愛用していこうと思う。
オールインワンのアクティブスピーカーで、アンプ不要・配線も楽という点はかなりデスク向きだし、音は申し分ないほどの最高の音質だ。ガチのオーディオ愛好家が聞くと、LSX Ⅱ LT(アクティブスピーカー)の音に物足りなさを感じるのかもしれないが、僕からすると最高品質と言って良い音だ。
そして、何よりKEFの唯一無二のデザインは所有欲を満たしてくれる。今後デスク界隈で間違いなく流行るデクトップスピーカーになるのは間違いないだろう。