CleanMyMac XってMacを使っているならインストールした方が良いの?と導入を迷っていましたか?
MacBookを快適に使うためには、ストレージにはある程度の空き容量が必要です。
そして、誰でも簡単にできる高速化の第一歩は「ストレージ・起動時のアプリ整理」
やることは単純です。
- 不要な画像・動画・書類データの削除。これが一番でかい。
- 使っていないアプリをアンインストール
- ジャンクファイル(一時ファイル・キャッシュなど)の削除
やることは単純なんですが、ストレージ整理の最大の問題は、Mac内のどこに不要なファイルがあるのか?がわかりづらいことです。
そのため、世の中には多くストレージ管理アプリが出回っており、CleanMyMac Xもその一つというわけです。
こちらの記事ではMacPawのCleanMyMac Xを3年以上愛用している僕がこのアプリの良い点・悪い点を詳しく解説していきます。
なので、これからCleanMyMac Xを導入検討したい人はぜひ参考にしてみてください。
ちなみにCleanMyMac Xレビューは動画版も作成しておりますので、動画で知りたいという方はYouTubeをご覧ください。
CleanMyMac Xとは?
CleanMyMac Xとは、ウクライナの企業MacPawが運営するMac OS専用のAppleストアでも取り扱いがある公式認定「ストレージ管理アプリ」です。
Macのストレージ管理、高速化、不要ファイル削除などが主な機能です。
CleanMyMac Xの特徴と機能
CleanMyMac Xの特徴と機能をまとめると以下の通りです。
- スマートスキャン
- 「クリーンアップ・セキュリティ・高速化」をワンタッチで行ってくれる機能
- クリーンアップ
- キャッシュなどの一時ファイル、メールのダウンロード済み添付ファイルの削除する機能
- セキュリティ
- PC内のウィルスを探して削除やブラウザ等のアクティビティ履歴を削除する機能
- 高速化
- メモリ解放、ログイン時起動するアプリ・バックグラウンド起動の管理する機能
- アプリケーション
- アプリのアンインストール、アンインストール後に残ってしまう不要なファイルの削除。アプリの一括アップデートをする機能
- ファイル
- 大容量・使っていないファイルを探し、消す機能。ストレージを空き容量を増やす機能
メニューバーから操作可能な機能は以下の通りです。
- ストレージ
- ストレージ空き容量・圧迫度合いを確認できる
- メモリ
- メモリの使用状況確認、メモリ解放ができる
- バッテリー
- バッテリー状態の確認
- CPU
- CPU温度・負荷を与えているアプリの確認
- スピードテスト
- インターネット速度を計測する機能
- 接続されているデバイス
- Bluetoothなどで接続されているデバイスの確認、SD・外付けSSDの安全な取り外しができる
このようにMacのストレージ管理・高速化・アプリ整理を1つのアプリで完結でき、地味ですがあると便利な機能に簡単にアクセスできるようになりMacの使い勝手が向上するのがCleanMyMac Xです。
Clean MyMac Xの便利な使い方
主にClean MyMac Xを導入したいと思う理由が、MacBookの動作を軽くしたい、又はいつも軽い状態を維持したいというものですよね・
MacBookの動作を軽くするためのおすすめの使い方は以下の通りです。
スマートスキャン
CleanMyMac Xといえば、スマートスキャンです。
これは先ほども説明した通り、クリーンアップ・セキュリティ・高速化をワンタッチで行ってくれる機能です。
システム系一時ファイル、キャッシュ削除・メンテをワンタッチでやってくれるものでこれが非常に便利です。
なんの知識がなくても、日頃のMacのメンテナンスがワンタッチで終わるのは非常に便利です。
僕は1週間に何回か仕事始め又は終わりの気が向いた時に行い、月に1度くらいストレージの整理を行います。
これによりM1MAX MacBook Proを購入し、3年くらい経過していますが今でも動作が遅くなることなく快適に作業できています。
アンインストーラ・アップデータ
MacBookでアプリのアンインストールするには、Finderのアプリケーション一覧で「⌘+delete」するだけです。
ただ、アプリケーションを削除するとそのアプリの関連ファイルがMacBook内に残るケースがあり、それを探すのがまた面倒です。
しかし、CleanMyMac Xを使えば、アプリ削除後の不要なファイル一覧を表示し、簡単に削除することができます。
またアプリケーションの選別に便利なのが、「使用されていないもの」という項目でこちらには過去6ヶ月で一度も使用されていないものが表示されます。
なので、CleanMyMac Xがあれば「こんなアプリ入れてたっけな?使ってないから要らないか!」みたいな判断材料になりとても便利です!
最適化
この最適化という項目はPC起動と同時に立ち上がるアプリの管理やバックグラウンドで起動しているアプリの管理ができます。
「PC起動時に立ち上がるアプリとバックグラウンド起動」はMacBookの動作に大きな影響を与える項目で、アプリをインストールしていくと知らず知らずのうちに増え、MacBookの動作を重くする原因になります。
特にメモリ数が少ないMacBook(メモリ:8GB)を購入した方は特に注意です。
Macの「設定アプリ→一般→ログイン項目」でも変更可能ですが、純正の設定アプリだとバックグラウンドでの実行について、ON/OFFはできるのですが削除までができません。
削除するためには、これまたFinderから探す必要があり、これまた専用知識が必要になります。
Clean MyMac Xであれば有効、無効、さらには削除まで簡単にできて便利です。
ファイル
Clean MyMac Xのスペースレンズや大容量&古いファイルという項目が、仕事などで発生した写真・動画・書類データを削除するものになります。
ざっくり機能を説明すると
- スペースレンズは、容量を食ってるフォルダを見つける
- 大容量&古いファイルは、種類別に画像・動画・音声ファイルを抜粋してくれたり、過去1年に渡りアクセスしていないファイルを抜粋してくれます。
これによって「このファイル、ずっと使ってないじゃん!消して良いか!」という判断材料になります。
ただ、この点についてはMacの「設定→一般→ストレージ→書類」からほぼ似たようなことができます。
個人的にファイル整理機能は、デフォルト機能で十分かなと思っていますが、アプリ1つでストレージ・パフォーマンス改善できるのが魅力です。
CleanMyMac Xの料金プラン
次にCleanMyMac Xの料金プランですが、アプリを導入するMacの台数、年間サブスクと一回買い切りの永久ライセンスで価格は異なります。
具体的には以下の通りです。
年間サブスクリプション | 永久ライセンス | |
---|---|---|
Mac1台プラン | 5,204円/月 | 11,144円 |
Mac2台プラン | 8,178円/月 | 17,092円 |
Mac5台プラン | 11,895円/月 | 24,526円 |
アップデート | ⚪︎ | △ |
備考 | 常に最新バージョンで使える。 | 主要なアップデートがあった場合、追加料金がかかる可能性がある。 |
永久ライセンスと言っても、大きなアップデートがあると、追加料金を払わないといけない可能性がある点が注意です。
ただ大きなアップグレードが発生した際、永久ライセンスユーザーは50%割引を受けることができます。
ちなみに、僕は2021年9月に永久ライセンスプランを購入していて、それから3年ほど経っていますが、追加料金が発生したことはないし、現在も最新バージョンが使えています。
この注意事項を理解し、年額サブスク・永久ライセンスプランを選びましょう!
CleanMyMac Xを3年使って分かったメリット・デメリット
僕はCleanMyMac Xを2021年から約3年以上愛用しています。
なので、次にCleanMyMac Xを実際に使って分かったメリット・デメリットについてまとめます。
メリット
Macのパフォーマンス・ストレージ管理が1つのアプリで完結!
Macを使っていて「購入した時より動作が重くなったな〜」と感じている人も多いはず。
CleanMyMac Xがあれば、Macのパフォーマンス維持管理が簡単にできるのがメリットです。
Macが重くなる原因は主に2つ。
- 起動時に自動的に立ち上がるアプリが多い
- バックグラウンドでの実行アプリが多い
- ストレージの空き容量がない
- メモリ容量が足りていない
Macのデフォルト機能でももちろんパフォーマンス維持管理はできますが、専用知識がないとメンテナンスできない部分が出てきます。
しかし、CleanMyMac XがあればPC初心者も簡単にパフォーマンス・ストレージの整理整頓ができるのが魅力です!
定期的なMacのパフォーマンスのメンテナンスはスマートスキャンで完結!
PCを快適に使っていくためには、Windows・Macに限らず定期的なメンテナンスは必須です。
CleanMyMac Xのスマートスキャンは、定期的なメンテナンスに最適でワンタッチで完了できます!
- スマートスキャン/週間
- ストレージ整理/月間
- 起動時アプリ・バックグラウンド起動/半年又は年間
上記のようなイメージでMacをメンテナンスしてあげれば、MacBookをいつも快適な状態で使うことができます。
定期的なメンテナンスがワンタッチで完了できるようになるのは、CleanMyMac Xの最大のメリットかもしれません。
メニューバーからも様々な機能が操作可能になり便利!
CleanMyMac Xは、ストレージ管理以外にもメニューバーからMacの状態を確認できるようになり、これが地味に便利です。
- ストレージやメモリ容量
- バッテリー・CPU温度
- 接続しているデバイスの確認・取り外し
僕は動画編集している時、CPU温度を頻繁に確認します。
理由はCPU温度が高くなりすぎると、動作がもっさり重くなり始めます。
なので、動作が重くなりCPU温度が上がったら外付けのCPUクーラーを最大に回してます!
この外付けクーラーには温度センサーもついて自動調整してくれるんですけど、手動で回すのが確実であり、その目安であるCPU温度を簡単に確認できるのはとても便利です。
またMacに接続したSDカード・外付けSSDを抜く時は「ファイルを選択→⌘E」を押すと安全な取り出しができます。
しかし、そのためにはFinderを開くか、デスクトップを表示させる必要があります。
画面にブラウザを表示させていたり、Premiere Proなどの動画編集アプリを開いている時、Finderやデスクトップを表示させるのが地味にストレスなんですけど、CleanMyMac Xがあればブラウザを開いていてもメニューバーからワンタッチで、SDやSSDを簡単に取り外せるのが地味に便利だと感じています!
デメリット
ストレージ管理は有料アプリがなくても可能!
CleanMyMac Xは、Macのストレージ管理の1番の問題「 MacBook内のどこのあるかわからない不要ファイル」を探し出すのに便利なアプリです。
しかし、何度も言っている通り、これらのデータの整理整頓は専用アプリを入れずともできる作業です。
- 起動時に自動的に立ち上がるアプリの整理
- バックグラウンドでの実行アプリの整理
- ストレージ整理
でも、これらをやろうとすると地味にめんどいので、ワンタッチで日々のMacBookのメンテができる点がClean MyMac X、並びにストレージ管理アプリのメリットです。
そのため、Windows・Mac問わずストレージ管理アプリを使っている多いというわけです。
しかし、「お金はかけたくない!その代わり、時間がかかっても良い」
「ジャンクファイルなんて自分で探せるし、選別できるけど何か?」という人はストレージ管理アプリっていうのは導入する必要はないです。
しかし、僕のように簡単にストレージ管理を終えたい人や、PCのストレージ管理に詳しくない人には非常におすすめというわけです。
CleanMyMac XとSenseiを比較
Macのストレージ管理アプリとして僕が最初に導入したのがSenseiというアプリです。
こちらもUIに優れているストレージ管理アプリではありましたが、CleanMyMac Xに移行したという流れがあります。
ちなみに違いを比較すると以下の通りです。
CleanMyMac X | Sensei | |
---|---|---|
年間サブスク価格 | 5,269円/年間 | 29ドル/年間 |
永久ライセンス価格 | 11,283円/年間 | 59ドル/回 |
ストレージ整理 | ⚪︎ | ⚪︎ |
メール添付ファイル削除 | ⚪︎ | ⚪︎ |
ログ・キャッシュ削除 | ⚪︎ | ⚪︎ |
ログイン項目の整理 | ⚪︎ | ⚪︎ |
起動エージェントの整理 | ⚪︎ | ⚪︎ |
メンテナンス(RAM解放等) | ⚪︎ | × |
ウィルス削除 | ⚪︎ | × |
CPU温度・メモリ等の監視機能 | ⚪︎ | ⚪︎ |
アプリのアンインストーラー | ⚪︎ | ⚪︎ |
アプリのアップデータ | ⚪︎ | × |
Senseiも価格が安くストレージ管理アプリとして良いアプリかと思いますが、主に不要ファイルを削除に重点を置かれたアプリという感じです。
CleanMyMac Xは、不要ファイル削除に加えて、スマートスキャンのようにMacBookの定期メンテナンスもできるのが違いで、総合力が高いのはCleanMyMac Xです。
CleanMyMac Xのよくある質問
最後にCleanMyMac Xのよくある質問をまとめると以下の通りです。
- CleanMyMac Xは怪しいけど安全性は大丈夫?
CleanMyMac Xは、Apple Storeでも取扱いがあるアプリです。
Apple Storeは、審査が厳しく、詐欺アプリであればStoreに乗ることはまずありません。
なので、安全性は問題ないです。
- CleanMyMac Xは公式HP版とApple Store版と違いはありますか?
Apple Store版は、機能が一部搭載していません。具体的には、メンテナンスとシュレッダー機能です。
さらに永久ライセンスが13,000円と公式HPよりも2,000円ほど価格が高いです。
なので、公式HPからインストールするのが機能面・価格面的にもおすすめです。
- CleanMyMac Xの買い切り(永久ライセンス)とサブスクリプションの違いは?
CleanMyMac Xの永久ライセンスとサブスクリプションの違いは、「常に最新バージョンをいつまでも使えるか?」です。
サブスクリプション版は、常に最新バージョンが使えます。
それに対し、永久ライセンス版は、大きなアップデートが発生した場合、追加費用がかかる場合があります。(ただし50%割引で購入可能)
しかし、僕は2021年から約3年使用していますが、現在も最新バージョンを使えています。
その違いを理解し、購入するのがおすすめですが個人的には永久ライセンス版がおすすめです。
- CleanMyMac Xの無料版・有料版の違いは?
CleanMyMac Xの無料版と有料版で違いはありません。
7日間の無料トライアルが用意されており、その間は全ての機能を使うことが可能です。
7日間を過ぎると有料版にアップデートされます。
まとめ
今回は僕が約3年間愛用しているCleanMyMac Xをご紹介しました。
結論、MacBookの定期メンテ、ストレージ管理、ログイン時に起動するアプリ管理などパフォーマンスに影響する項目を一元で管理できるのがCleanMyMac Xです。
記事内でもお話ししている通り、Macに関する知識がある方、時間をかけて定期メンテナンスを行える方には不要なアプリでもあります。
しかし、スマートスキャンというワンタッチで行える定期メンテナンス、不要なファイルを探したり、ログイン時に勝手に起動するアプリを停止したりなど、
Macのメンテナンスが1つのアプリで完結するのは大きなメリットです。
僕は3年前のM1MAX MacBook Proを愛用していますが、現在も動作が重いと感じることなく快適に使えているのはCleanMyMac Xのおかげでもあります。
ぜひ、 MacBookを快適に使い続けたいという人にはおすすめのアプリです。